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シナリオ
| ポジション | ペンネーム | ふりがな | 所属 |
|---|---|---|---|
| シナリオ | 麻枝 准 | まえだ じゅん | ビジュアルアーツ |
キャスト
メインキャスト

サブキャスト
| 役名 | 役者名 | ふりがな | 所属事務所 |
|---|---|---|---|
| 爺(コムギ) | 江川 大輔 | えがわ だいすけ | マウスプロモーション |
感想(ネタバレ注意)
“宇宙の真理とひとつの愛”
毎度あらすじのキャッチコピーがイベント内の対比構造を端的に表していて、
クリア後にもう一度読むと味がしてくるのが好きです。
世界観を広げるマクロの視点としての「宇宙の真理」、
身近にある大切なものを扱うミクロの視点としての「ひとつの愛」、
今回のテーマは、実にシンプルで、尊い、
飼い犬への愛でした。
命吹雪
本人はイカれていると表現しますが、
言葉の端々や言動の真意には他人への気遣いがあります。
命吹雪は優しくて、純粋な女の子です。
ただ、多くの人よりも繊細で、傷付きやすいという特徴がありました。
心を許せたのは、愛犬コムギ。
命は月歌に修学旅行のバス移動中に腹痛に襲われたことをトラウマと語ります。
しかし、本当のトラウマは、その修学旅行に参加した結果、
コムギの死に立ち会えなかったこと。
以来、命の誰かを愛する気持ちは
重い鎖でつながれてしまったのかもしれません。
今回のイベントは、高次元に触れ、
その鎖が解かれるまでの4日間を描いたものでした。
時系列
季節は秋。
鎌型のセラフを振るうのはカレンではなく、朝倉可憐。
ヘリポートでの七瀬の送り迎えはなく、終盤で司令官として登場することから、
時系列が第五章後編以降であることがわかります。
トールハンマーを討伐し、本格的な九州上陸作戦の立案中でしょうか。
今回は基地から比較的近い山梨~神奈川での掃討任務です。
肝心の命はスタジオで引きこもり、任務には参加しません。
命吹雪の才能
「やがて帝へと至る眼差し」にて、
手塚はロンドン支部から引き継いだ書類を確認し、
アイリーンの本名がジェイミーで、
怪盗の才能を買われて軍にスカウトされたことを知ったと語りました。
つまり、軍は本質的な才能を見抜き、適切に優秀な遺伝子を保存しています。
天才棋士の二階堂、
常人とは違う知覚をもつ石井、
バレーボール部のエリート、室伏、
テニス部のエリート、伊達、
海洋生物学の博士号をもつ瑞原、
では、デプレッシブブラックメタルを愛する命は、
軍に何の才能を買われたのか?
確かに曖昧なところでした。
~~
「ヴォイニッチ手稿」
1912年にイタリアで発見された古文書。
未解読の文字が記され、多数の奇妙な絵、まるで歩いているような植物も描かれている。
ポーランドの革命家、ヴォイニッチ氏はあくまで発見者であり、記した人物は別にいます。
そして、手稿の内容から、その人物は人類の上位存在。
または、上位存在と共に過ごした経験がある人類。
幼い頃の経験から手稿の文字を解読できた命は、
おそらくこの後者に該当することを才能として買われ、軍にスカウトされたのでしょう。
まさに禁断の知識です。
宇宙の真理
さて、命は何に目覚めたのでしょうか。
台詞から「宇宙の真理」を考察してみましょう。
この世界は集合夢だ…
肉体はこの集合夢に生きながら、意識は本来の現実である高次元を生きている。
すべては実験だ…恐竜が降ろされたのも、隕石が落とされて滅びたのも。
本来の現実=高次元=魂が帰る場所とします。
次に、肉体、意識、魂を区別しなければなりません。
意識は高次元にあります。
肉体は下位の次元(集合夢)で必要な器でしょうか。
魂は次元ごとの肉体に宿るもののような感じがします。
それぞれの次元での役目を終えた魂から、高次元に帰るということです。
コムギは宇宙に行くと言っていましたね。
そして、すべては「実験」とのこと。
何の?
(キャンサーを見て)お前たちも恐竜と同じだ…。
~略~
キャンサーは魂の成長にあまりに見合わない存在だからだ。
どうやら、魂の成長を目的とする実験において、
太陽系第3惑星を統べる存在として、
恐竜が降ろされ、
人類が降ろされ、
キャンサーが降ろされたところのようです(?)
そして、それらの間には隕石襲来があります。
直近の隕石襲来を機に現れたのは、
カレイドウロボロス率いるミーティア軍団。
やはり、奴らはキャンサーを模倣しているだけの
別の存在なのではないでしょうか。
謎のエネルギー源、
おそらく高次元へのアクセスが可能となった命。
現状を俯瞰し、年代にズレがあることや
肉体がナービィであることも把握済みでしょう。
このあたりは第五章後編の桐生のような感じで
さらっとメインストーリーに関わってくる気がします。
【関連】
「It’s a Wonderful Party」の感想、
楽園プロジェクトの穴埋め挑戦はこちら
~~
4年半以上もの間、
交流やメモリーストーリーで強い印象を残してきた
命吹雪の待望のストーリーイベント、
要素が盛り沢山でしたね。
私は「静かなる19Aの昼餐」の感想記事で言及した
「マザー討伐後、ミーティア基地襲来」説の
信憑性が増した気がして、一人盛り上がっています。
考察の捗るSF、ミステリー要素、
麻枝さんにしか書けない繊細な音楽家のメッセージと、
最も大切な「身近な人への愛」が詰まった
わんぱく違反で切符切られそうなイベントでした。
了
~~
ちなみに、結婚相談所について語る命は、
麻枝さんの小説『猫狩り族の長』に登場する天才作曲家、
十郎丸を想起させるものがありました。
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気になる方は是非読んでみてください。
…いや、聴いてみてください。
Amazonのオーディオブック「Audible」で
『猫狩り族の長』のナレーションを担当するのは、
和泉ユキ役の前川涼子さんです。
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また、ツッコミにユッキーの片鱗が感じられて
ヘブバンのファンとしても楽しめると思います。
~~
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オギャろう!
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