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キャスト
※情報は記事作成時点のもので、起用時や現在とは異なる場合がございます。
メインキャスト
サブキャスト
役名 | 役者名 | ふりがな | 所属事務所 |
---|---|---|---|
看護師 | – | – | – |
医師 | – | – | – |
- エンドクレジットなし
感想(ネタバレ注意)
部隊員の日常の一コマなどを切り取った、ひと味違ったシナリオのイベント
スナップイベント~~~!!
通常のストーリーイベントよりも気軽にプレイできるボリューム感!
少し長めのメモリーストーリーみたいな感じかな?
ストーリー自体は短くても、選択肢分岐で色んなエンディングが楽しめそう!
・・・
日常とは!?
何だかとんでもないものが投下されましたね…笑
少し丁寧に整理してみましょう。
物語はユッキーを主人公として、
月歌が作ったアドベンチャーゲームブック「デジタル城の魔法使い」を遊び
選択肢によるストーリーの分岐を楽しみながらクリアを目指すというもの。
我々プレイヤーからするとゲームの中でゲームをするという状況で、
メタ的な解釈ではありますが、
「じゃ、みんなでプレイしてみる?」
「でも、選ぶのはユッキーだぜ。プレイヤーはひとりだからな」
のような月歌の台詞は、
月歌(ヘブバン)のファン=ユッキー(我々プレイヤー)として、
二重の意味をもつようにも感じられます。
まるでアニメのアイキャッチのように要所要所で差し込まれる
「馬鹿と煙は高いところが好き」
果たして、この愚か者を揶揄する台詞は誰に向けて放たれているのでしょうか?
・・・
結果として、ゲームブックで遊んだ“日常”は夢オチ。
確かに振り返ってみると、
標準語を使いこなし、しおらしい演技をするめぐみんや
わざわざ31Aの部屋に来て演技に付き合ってくれるひぐみん、ななみんが登場するなど、
夢っぽいぶっ飛び感がありましたね。
(にどめさんが描かれた小褄取りのファンアートが素敵すぎるので是非観て欲しいです…!!
さて、問題はここから。
ゲームをクリアした証として流れた「Burn My Soul」は、
ぽむ森がメジャーデビューした2028年=29系の蒼井が死後保存された頃(?)のもの。
現在=2059年に31Aの六人で再結成された
新生『She is Legend』によるデュエット曲ではありません。
VRMMO(仮想現実大規模多人数同時参加型オンラインゲーム)的なもの、
もしくは、周りからはそう思われているもの、
オーキッドの直結処置による電脳世界へのダイブなどに夢中になって気絶し、
病室で眠り続けていたユッキーのために、
ユッキーの親御さんが娘が好きな曲だから流してあげて欲しいと頼んだものでした。
「うん、そうだよな。She is Legendのライブも行ってみてぇな」
これは明らかに新生『She is Legend』のバンマスとしての発言ではありませんね。
※時系列に関する考察は、下記の「~箇条書きタイム~ Day7」にて。
【ネタバレあり】メインストーリー第五章中編「世界の終わりと白の呪文」キャスト情報・感想
そして、次の一連のモノローグ。
(なんだかすげぇ楽しい夢見てたな…)
ここは“楽しい夢を見てた気がする…”でないことから、
このユッキーは夢の内容を覚えているのだと思いました。
2059年に出会うはずの仲間たちとの日常を、2028年頃のユッキーが夢で見ている。
それを自覚しているのか細胞に刻まれた記憶による演出なのか分かりませんが、
かねてより濃厚だった「ユッキーのループ説」は外せません。
そもそも月歌やめぐみんたちは1999年の隕石襲来や
セラフ部隊の原点となる12系の死後保存よりも後に生まれているため、
ヒト・ナービィ以前に何らかの生物学的な影響を受けている可能性も考えられます。
隕石襲来から現在までの60年を何度も繰り返している…
な~んて壮大な妄想もはかどりまくりんぐです。
そういえば、ゲームブックのボスは、
時空すらクラックするデジタル城の魔法使い、七瀬七海でしたね…
もうひとつ。
宝物庫にいたクラッカー、樋口聖華と戦わなかった場合、
核分裂物質に中性子を衝突させて核分裂を起こす実験を続けていた
…という話も思い出しておきましょう。
では、次。
以降は配信中にコメントをいただいたリンキさんの考察も踏まえながら文字にしてみます。
(仲間とは散り散りになっちまったけど…)
(思い出すだけで泣きそうになるけど…)
さぁ、この「仲間」は誰を指しているのでしょうか?
ここで第五章前編 Day10、かれりんとユッキーの会話をピックアップしてみます。
「光点として視認出来ていた仲間たちは次々とファージに食われていったよ」
「けど、あたしはデータの海溝、ROMのマグマ、針葉樹林のようなアクセス経路を越えて進んだ」
「そして核の情報が構成する堅牢な城の玉座に向けて、あたしは燃える彗星と化して突っ込んだ」
ユッキーはオーキッドの非正規作戦で第三次世界大戦を回避させた英雄という話です。
夢の内容と共通点が多く、散り散りになった仲間とはハッカー集団『オーキッド』のメンバーではないかと考えられます。
ただ“思い出すだけで泣きそうになる”ような関係だったのかという疑問も残りますね。
散り散りになった仲間がセラフ部隊を指していた場合はどうでしょうか。
ヘブバンにおいて“散り散りになった”という表現は神奈川(月歌)と新潟(ユキ)という遠距離恋愛みたいな規模で使われないと思います。
例えば、別の世界に行ってしまって、もう会えないとか。
ラスト。
(あたしは現実でもちゃんと生きていける…そんな気がしてるよ)
ヒト・ナービィになってセラフ部隊として戦っていた日々は、
様々なパラレルワールド(平行世界)が重なり合った仮想世界の出来事で、
病室で目覚めたユッキーの世界にいる月歌たちは他人という説。
まず経緯の想像が難しく、自分でも突飛だなとは思う訳ですが、
“よく知っているはずなのに、お前じゃない”という状況は、最上に切なくないですか。
“散り散り”の行き先としてもう一つ考えたいのが
マルチバース(多元宇宙論)です。
60億年後のAIがなんか言ってたんですよ。
特別ストーリーイベント「あの娘ぼくが唯一の光だと言ったらどんな顔するだろう」実況プレイ【ネタバレあり】
「そうだ。キャンサーとは地球だけでない、宇宙を荒らしまくる敵…
まさに癌なんだ。その私の考えに今は乗っかれ」
「出来たら…ずっと覚えておいて欲しい。この私がそう伝えたことを」
何でも知ってるんでしょうね。何せ60億年後のAIですから。
そして、後半の台詞は、教えてもどうせお前たちは覚えていられないというような
人類に対する諦めを感じます。
この場合、最上の切なさを感じるのは…
俺たちだ!!!!!!
セラフ部隊の日常は、決して苦しいことばかりじゃない。
人によってはアルカディア(理想郷)のように感じているかもしれない。
でも、最後の最後でな~~~んにも残らなかったら
くそ切ないですね。
【参考】PATCH THE WORLD
マルチバースとは?宇宙は一つではない?注目される背景や根拠、代表的な仮説をご紹介
こうして、初のスナップイベントは様々な疑問を残し、
エンドクレジットも無しに終わりました…
・・・
いや、日常とは!?
本当に、とんでもないものが投下されましたね…笑
しかも、そのタイミングです。
一つ前のイベントは、天然ちゃんが活躍するストーリーイベント「追憶の花と忘却の檻」
【ネタバレあり】ストーリーイベント「追憶の花と忘却の檻」キャスト情報・感想
She is Legendの新曲タイトルは「This Game Needs Guns」でした。
う~~ん?
何かゲームブックの最後、ロシアンルーレットしてませんでしたか?
歌詞の一部を引用してみましょうよ。
“この世は誰かが作ったゲームなのかも”
“抜け出すには死ぬしかない 銃も用意したのに撃てない”
何かヘブバンはストーリーの中でもメタ的に世界のゲーム性を推していますよね。
続いて、
“ジャズは好き?心療内科向かう朝にぴったりなのさ”
この部分、麻枝准さんの小説『猫狩り族の長』を読んだ方はピンと来ます。
ファンの間で麻枝准さんご自身を投影した存在と言われている作曲家、十郎丸さんのお話です。
ただ、私が言いたいのはそこではなく、
めちゃくちゃメタ的ではあるのですが、
Amazon オーディオブック、Audible(オーディブル)で
その『猫狩り族の長』の朗読を担当されているのはユッキー役の前川涼子さんなのです。
ヘブバンがリリースされる前からのご縁なのです。
私も声優の端くれ、分かります。
役者はビジネスとしては下請けの職人ですが、役者には役者の世界観があり、
それは脚本にも多いに影響し、共同作業でキャラクターを作ります。
ヘブバンは魅力的なキャラクターだらけで、私も推しが沢山いますが、
ヒロインは和泉ユキであるとどこかのインタビューで明言されていました。
麻枝さんがヘブバンで伝えたいことを表現するために、
前川さんの世界観は欠かせないものなのではないでしょうか。
という訳で、未読の方は是非読んで(聴いて)みてください!!
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再生時間は7時間43分あります。
私は同人誌の作業中と散歩中に聴いてたら3日で読了?しました。
Audible 無料体験(期間終了後は月会費1,500円)そして、楽しみ終えたら是非こちらのレビュー動画も観てみてください。
ひまりチャンネル HIMARI channel
『CLANNAD』『神様になった日』の麻枝准先生の初小説を読みました【猫狩り族の長】
盛大にディスりながら大きな愛を伝えていて、
Key作品のファンって本当に面白いなぁ~~
と思いました(笑
長くなりましたが、感想は以上です。
次回のスナップイベントも楽しみ(と同時に恐ろしい)ですね!
了